この記事を読んでいるあなたは、
- CBD製品の持続時間が知りたい
- CBD製品の摂取方法による効果の違いを知りたい
- CBD製品はいつ摂取するのがいいのか知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「CBD製品の持続時間や種類別の効果、摂取のベストタイミングを紹介」についてお伝えしていきます。
CBDの持続や発現時間と摂取方法の関係
CBDにはリラックス効果や鎮痛作用などの効果がありますが、摂取方法によってその長さや発現時間に差があります。
ここでは詳しく解説をしていく前に、持続時間と発現時間の傾向について紹介していきます。
効果の持続時間
CBDの成分が身体の中で働き続ける時間は2~8時間程度です。
この差は成分が身体のどこで吸収されるかによって違ってきます。
例えば、肺からCBDを吸引した場合、すぐに血液に取り込まれて全身に行き渡ります。
ただし、すぐに全身で作用するため摂取した成分はすぐに使い切ってしまい、短時間で効果が薄れていきます。
一方、腸などの消化器官で吸収されるタイプの場合、じっくりと時間をかけて吸収されていくので持続時間は長くなります。
効果の発現時間
CBDの効果を感じるまでの時間は摂取方法によって違い、数分から30分程度です。
効果を実感するためには、血中に成分が吸収されて身体中に行き渡る必要があります。
つまり、血中に到達するまでのルートが短い摂取方法を選べば、数分で効果を実感できるのです。
例えば、気化した成分を吸引した場合、CBDは肺から直接血管に取り込まれていきます。
一方、消化器官で吸収される場合、消化・分解・吸収のプロセスがあるので、どうしても発現までに時間がかかってしまいます。
CBDの摂取方法別の持続時間について
CBDの摂取方法が変わると持続時間や発現時間も大きく変化します。
ここでは主な摂取方法である吸入・経口・舌下・局所・皮膚摂取の5つを紹介していきます。
吸入摂取
吸入による摂取とは、CBDを気化させて煙や水蒸気を吸う摂取方法で、あらゆる摂取方法の中で最も持続時間と発現時間がともに短いものです。
例えば、専用の器具で吸入した場合、数分で効果が現われてきます。
肺には吸って入ってきた気体などを血管に移動させる機能があるので、CBDはすぐに血管に入って全身に巡っていくのです。
肺から身体に移るプロセスが最も短いので、すぐに効果を実感したい場合におすすめです。
また、吸入は成分の吸収率も高いので、より効果が実感できる方法でもあります。
ただし、吸入のデメリットは持続時間が短いことです。
多くの場合、吸入して数分で効果が現われるものの30分程度でピークが訪れ、2時間程度で効果がなくなります。
吸入による摂取にはリキッドやワックス、オイルなどがあります。
経口摂取
経口摂取とは、CBD配合のグミやサプリメントなどを食べることで摂取する方法で、吸入とは反対に持続時間と発現時間がともに最も長いものです。
例えば、グミやサプリメントを食べた場合、効果が現われるまでに30~90分程度かかります。
この理由はグミやサプリメントを摂取した場合、胃で消化され肝臓で分解され、最後に腸へ送られたところでようやく吸収されるためです。
さらに、そこから血管を通って全身に送られるので、効果が実感できるまでにかなりの時間がかかります。
その一方で、持続時間は最も長くCBDの恩恵を最も受けられる方法です。
腸に到達するとじっくりと数時間かけて成分が吸収されていくので、長ければ8時間ほどリラックス効果などが得られるのです。
なお、成分の吸収率は食後に上がるので、ものを食べた後にグミやサプリメントを飲むことをお勧めします。
経口摂取にはグミやカプセル、オイルなどがあります。
舌下摂取
舌下摂取とは、口腔内の粘膜からCBDを摂取する方法で、吸入と経口摂取と間くらいの持続時間と発現時間のものです。
CBDオイルなどを口に直接入れて飲み込まずに舌の下に含んでいると、15~30分程度で効果が現われてきます。
経口摂取と同じで口から摂取しますが、大きな違いは舌下の粘膜を利用することです。
舌の下には大きな血管が存在しているので、舌下の粘膜から吸収されたCBD成分はすぐに全身に供給されるのです。
吸入ほどではないですが消化器官を通らない分、効果は早く現われ、持続時間に関しても4~6時間と長いです。
また、吸収率は吸入ほどではないですが、経口よりも高いので効果も実感しやすいといえます。
オイルを利用する場合はスポイトを使うなど慣れも必要ですが、比較的短時間で発現し持続時間も長いので、慣れてきた人におすすめの摂取方法です。
舌下摂取にはオイルやグミなどがあります。
局所摂取
局所摂取とは、スプレーや軟膏などを利用して全身ではなく身体の一部にCBDをつける方法です。
カンナビノイド受容体(CB2)というものとCBDが結合することで、身体に吸収されていきます。
発現時間は15~30分程度で、持続時間は2~4時間程度です。
局所摂取はあくまで部分的なもので、成分が血管に到達して全身を巡っていくものではありません。
そのため、肩こりなどの痛みを和らげたりニキビなどの炎症を鎮めたりするのに使われます。
ちなみに、局所摂取ができるものはスプレーや軟膏、オイルなどがあります。
皮膚摂取
皮膚摂取とは、ジェルやパッチのような形状のものを使ってCBDを皮膚から摂取する方法で、発現時間は15~30分で、持続時間は4~8時間程度です。
特徴は皮膚の下層までしっかりと成分が届くような製品を使うことです。
皮膚に塗ることからスプレーなどを使った局所摂取と混同されがちですが、局所摂取は血管まで届きません。
しかし皮膚摂取は血管まで届くので、他の摂取と同様に成分が全身を巡ってリラックス効果やうつ病の改善などの効果が期待できます。
また、パッチを貼るタイプなので成分を余すことなく皮膚から摂取できるのも特徴です。
発現までに少し時間がかかるものの、効果をより実感したい人は吸入よりも皮膚摂取の方がおすすめです。
なお、局所摂取と皮膚摂取の製品は間違って購入しがちですので、購入前に局所摂取タイプなのか皮膚摂取タイプなのかしっかりと確認するようにしましょう。
ケース別のCBDの摂取タイミングおすすめ
CBDには摂取方法によって発現時間が違うので、目的によって摂取する方法やタイミングが違います。
ここではどのようなタイミングでどの摂取方法を選べばよいのか解説していきます。
気分転換したい
気分転換をしたい時はすぐに効果を実感したいと思いますので、吸入タイプがおすすめです。
吸入すれば数分でCBDの効果が現われてくるので、気分転換したいときに使ってください。
ただし、吸入するには専用の機器が必要ですので、CBDと同時に機器も準備しておくようにしましょう。
リラックスしたい
リラックスしたい時は舌下摂取や経口摂取がおすすめです。
その中でも、できるだけ早く効果が欲しいという人は舌下摂取を、できるだけ長い間効果が続いてほしい人は経口摂取を、リラックスしたい少し前に摂取してください。
なお、皮膚摂取でもリラックス効果が得られます。
皮膚摂取は屋外でも身体に貼っておくだけで効果が得られるので、アウトドアなどで利用するといいでしょう。
身体の痛みを取りたい
痛みを取りたい時は局所摂取がおすすめです。
腰や肩など痛みが気になるところにスプレーなどで患部にCBDを吹きかけてください。
医薬品ではないので痛みがなくなることはありませんが、痛みが和らぐ効果を期待できます。
CBD製品の種類とその選び方まとめ
CBD製品は摂取方法によって持続時間や発現時間に違いがあります。
すぐにリラックスしたい人は吸入、長く効果が持続してほしい人は経口摂取など、目的に合わせて摂取方法を選ぶようにしましょう。
また、多くのものは30分以内に効果が現われますが、経口摂取では1時間経っても発現しないものもありますので、それぞれの特徴を理解して使い分けるようにしてください。