VAPEにはどんな害がある?健康被害を出さずに楽しむ方法

この記事を読んでいるあなたは、

  • VAPEを使っても害がないのか知りたい
  • VAPEにはニコチンやタールは含まれていないのか知りたい
  • VAPEで健康被害を出さないための注意点を知りたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事では、そんなあなたに「VAPEにはどんな害がある?健康被害を出さずに楽しむ方法」をお伝えしていきます。

VAPEが無害である理由

森林とVAPEの画像

VAPE(電子タバコ)は正しく使えば健康に害はなく基本的に無害です。

無害である理由はいくつかありますので、ここで説明していきます。

ニコチンやタールを含まない

VAPEが無害である理由の1つが、ニコチンやタールなどの有害な成分を含んでいないためです。

「タバコ」と聞くと健康面に有害であるとイメージする人は多いでしょう。

実際、紙タバコや加熱式タバコにはニコチンやタール、一酸化炭素など数百種類の有害物質を含んでいます。

ニコチンや一酸化炭素は動脈硬化など循環器系に悪影響を与え、タールは発がん物質で摂取することで胃がんの発症率を飛躍的にアップさせてしまいます。

しかし、VAPEにはこれらの有害物質が含まれていないので、健康に害を及ぼすことはありません。

ただし、外国製のリキッドにはニコチンが入っているものも存在します。

健康に害を与えないリキッドを利用したいのならば、日本で作られたものを利用するようにしましょう。

リキッドの成分は安全性が高い

VAPEが安全といえるもう1つの理由は、リキッドに含まれる成分が普段口にするようなもので作られているからです。

例えば、プロピレングリコール、ベジタブルグリセリンなどです。

プロピレングリコールは防腐剤などとして利用され、化粧品や食品などの添加物として利用されています。

さらに、医薬品にも含まれている成分ですので、かなり安全性が高い成分といえるでしょう。

ちなみに、プロピレングリコールは「PG」と表記されていることもあります。

一度手元にある化粧品や食品などを確認してみてください。

また、グリセリンに関しても石油由来の合成系ではなく、天然の植物系のグリセリンが使われています。

保湿剤としてポピュラーに使われているので、化粧品、特に保湿液として多くのものに利用されています。

そして何より厳しい基準がある医薬品に使われている成分なので、安全性が担保されているといえます。

公的機関も確認している

公的機関もVAPEの安全性を確認しています。

2015年にイギリスの保健省が「電子タバコの有害性は紙タバコと比較すると約95%低い」と発表しました。

また、2018年に学術雑誌のネイチャーでもイタリアのカターニア大学とアメリカのカリフォルニア・ロサンジェルス大学の共同研究チームが「VAPEを長期(3年半)使用しても体に害はない」と発表しています。

「未成年が喫煙を始めるきっかけになる」という意味では危険性がありますが、紙タバコと比較すればほとんど健康面に害はないといえます。

そのため、禁煙を進めていくための道具としての利用価値があるので、紙タバコを止めたいと考えている人はVAPEを利用してみてください。

VAPEと紙タバコは何が違うの?

紙タバコの画像

VAPE(電子タバコ)に害はないといっても、紙タバコとどのような違いがあるのか気になる人もいるでしょう。

ここではそれぞれの違いについて紹介していきます。

タバコ葉の使用の有無

VAPEと紙タバコの大きな違いの1つは、タバコ葉を使っているかどうかです。

すでに説明した通り、VAPEで使われている成分は化粧品や食品などに使われている成分で、タバコ葉は使われていません。

一方の紙タバコにはタバコ葉が使われているので、タバコ葉に含まれている成分を摂取することになります。

つまりニコチンやタールが含まれているので、これらを吸い込むことになります。

大きな問題は、燃やすことで発生する煙にもこれらの成分が含まれていることです。

そのため、紙タバコは喫煙者だけでなく、周囲の人にも健康被害を及ぼします。

なお、VAPEも煙を吐き出しますが、液体を加熱することで発生した蒸気が出ているだけですので安全です。

法律上の扱い

VAPEと紙タバコは日本国内では法律という観点でも違いがあります。

VAPEで使われるリキッドは基本的にニコチンが使われていないので、改正健康増進法の規制対象になりません。

そのため、マナーを度外視すれば、喫煙場所や年齢などを気にしなくても吸うことができます。

一方の紙タバコは規制対象なので、未成年の喫煙は禁止され喫煙も指定された場所でしかできません。

ルールに違反すると罰則もあります。

VAPEならニオイがない

紙タバコには独特のニオイがありますが、VAPEにはありません。

そのため、服や髪の毛などに付着するニオイを気にすることは不要です。

もちろん、口臭としても残らないので、利用後に人と話をしても相手に嫌な思いをさせることはありません。

紙タバコは副流煙自体にもニオイがあるので、家で吸う場合でも家族に気を遣う必要があります。

しかし、VAPEには気になるニオイがないので、リビングなど家族が集まる場所でも利用することができます。

また、VAPEのリキッドにさまざまなフレーバーがあり、フローラルなものやフルーティーなものがあるので、アロマとして利用している人がいるくらいです。​

VAPEを安心安全に楽しむ方法

リキッドの容器の画像

VAPEは基本的に安全ですが、安心して楽しむにはいくつか注意点があります。

ここではVAPEを楽しむための方法を紹介していきます。

リキッドの購入に注意

VAPEのリキッドを購入する際には、メーカーや売主などをしっかりと確認することが大切です。

日本で売られているリキッドは基本的にニコチンが含まれていませんが、海外製の中にはニコチンが含まれたものが売られています。

そのため、輸入品や売主がよくわからない製品に関しては、VAPEを使ったとしても意図せずに有害物質を摂取する恐れがあります。

健康被害を出さないためにも、リキッドの購入時にはしっかりと注意するようにしましょう。

VAPEは必ず喫煙スペースで

VAPEはいわゆる「タバコ」ではないので、喫煙するにあたって規制を受けることはありません。

しかし、喫煙スペースで利用することがマナーと考えてください。

その理由は人によってはVAPEと可燃式タバコの違いがわからず、不快に思う人がいるからです。

場合によってはトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、VAPEを利用する時は喫煙スペースで行うようにしましょう。

成人してから使う

VAPEは成人してから使うことも大切です。

VAPEはタバコではないので、未成年が使ったとしても違法にはなりません。

しかし、屋外で利用すると年齢確認をされたり、喫煙のハードルを下げたりしてしまいます。

VAPEを通じて嫌な思いをしないためにも、未成年の間は使わないようにしましょう。

VAPEの健康被害や安全に楽しむための方法についてのまとめ

2本並んだVAPEの画像

VAPEはタバコと同様に健康被害を心配している人がいますが、基本的に安全なものです。

なぜなら、タールやニコチンなどの有害物質が入っておらず、身近な成分でリキッドが作られているためです。

また、副流煙やニオイなどで周りの人に迷惑をかけることもないので、安心して楽しむことができます。

ただし、VAPEの利用にはリキッドの購入先や喫煙場所など注意点もあるので、しっかりと認識して楽しむようにしましょう。

そうすれば、安心安全にVAPEを利用できるようになります。